七福町の角に位置する鯛焼き店「鯛や金太」の鯛焼きは、ヨモギを練り込んであって、香り高くてもちろんウマい。でも、それでは飽き足らないのが職人と言うものなのか。「外側がふわふわした鯛焼き生地ってあるやろ? あれはホンマの鯛焼きとちゃう。鯛焼きの皮は薄くて、パリッとしとかなあかんねん」と熱く語るのは、微妙な音の違いで焼き加減を判断する研究熱心なおっちゃんだ。そういえば、ここの皮は表面の薄皮部分がカリカリなのに中はふっくら。その秘密は生地に加えた水あめで、つつみ隠さず教える姿に、職人としての自信がうかがえるわぁ。中に入れるあんはあっさりめで、ヨモギの味を重視した大人好みの仕上がりだ。 |